割り箸の袋に入っているつまようじ、危ないですよね。

食事中に使う割り箸と、食後に使うつまようじがセットになっていることはとても合理的ではありますが、滅多につまようじを使わない私にとっては、危険なだけの存在なのです。
普段は袋から割り箸を押し出して開封しているのですが、つまようじの存在に気をつけながら、そっと取り出すようにしています。
しかし、お腹がぺこぺこのときなんかは、早く弁当が食べたいがために、勢いあまってつまようじが指に刺さったことも・・・。

変わった開封方法で、安全に開くように誘導している割り箸を発見したので紹介します。 

「つまんで引っ張る」という開封方法で、つまようじが入っていても安全に割り箸を取り出すことができます。パッケージを引っ張って割り箸を取り出すので、袋の中のつまようじが手に迫ってくることはありません。

簡単な工夫で、ユーザの身の回りに潜む危険を回避することも可能なんだ、と感心しました。

産業界の中では「機能安全」という概念が提唱されています。機能安全とは、産業機械などに潜む危険性を回避し、安全性を向上しようという考え方です。
「割り箸」と「機能安全」、一見関係の無いように思えますが、私達のごく身近にある割り箸にもこの機能安全は求められるべきではないでしょうか。
私はこの割り箸から、袋に入っている箸を取り出すときの「機能安全」について考えさせられました。