前記事の電子レンジなどを買って、レシピを参考にしながらの料理をする機会が増えました。そこで今更ながら計量スプーンを導入して、今まで感覚的に入れてた調味料をきっちり量ってやろうと思い立ち、写真下の計量スプーンをホームセンターで購入しました。実際には小さじなど各サイズがセットになった商品ですが、使うレシピ本ではほとんどが大さじ(15cc)基準だし、いくつも使い分けて洗い物が増えるのもイヤなのでバラして大さじだけ使うことにしたのですが、思わぬ不便さに気付きました。

例えば、「みりん 大さじ 1 1/2」などとあって、0.5杯を量らなければならなくなった時、半球状では直観的に「半分」のラインを見極めることができません(料理感のある人は「そんなのだいたいでいいんだよ」とおっしゃるでしょうが、まぁそこはおいといて…)。底がすぼまっているので高さで半分を量ると体積としてはかなり少なくなります(こちらのブログでの計算によるとほぼ3割くらいだそうです)。計量スプーンの形状として半球状というのは不適切な気すらしてきます。

で、「もっと”半分”量が直観的に量れる、例えば円柱形の計量スプーンはないものか」と探して見つけたのが写真上の商品(パール金属製)です。しかも大さじ0.5杯(7.5ml)分も含め、全周にわたって目盛り線が入っています。やはりこの円柱に近い形状ですら、高さの半分は小さじ1杯(=大さじ1/3杯)相当くらいにしかなっていないようです。これで0.5杯を量るための認知的、知覚的コストは軽減されるようになりました。またこの製品は名称によると「置いて量れる」のも売りのようです。

ただまぁ、世の中の計量スプーンがここまで半球型で占められているのは、洗いやすさとか粉ものが残さず鍋に落ちやすいか、とか別の観点はあるのでしょう。だとしたら半球型で透明で、かつ半分のラインが入っているものが更なる利用形な気もします。