この度の東北地方太平洋沖地震に被災された方々に、お見舞い申し上げます。

弊社も震災直後は計画停電対象エリアに含まれていた為、本サイトも不定期に稼働できなくなるなどして、しばらく運用を休止しておりましたが、徐々に再開して行きたいと思います。なお、再度電力不足が深刻化する夏までにサーバーを移転させるべく作業を進めております関係で、一部ページが閲覧できないなどご不便をおかけする可能性がございます。何卒ご容赦いただければ幸いです。

さて、震災後の初日記ですが、震災直後に気付いたちょっとした使いにくさを取り上げてみようと思います。それは、携帯電話各社が震災時に提供する災害用伝言板サービスに関してです。今回の震災で既に多くの方が利用されているかと思いますが、私自身も今回のことがあって家族に利用方法を教えるべく色々と動作確認をしていました。そんな中で、大手3社(docomo、au、Softbank)の同サービスにある違いを見つけてしまいました。それは、「消息を知りたい相手の電話番号を入力する欄に全角で入力してしまった場合」に関してです。

まずauさんに関しては何の問題もなく検索結果が表示されました。

次にSoftbankさんですが、写真のように「電話番号は半角11桁で入力してください。」と赤字で怒られてしまいました。

エラー自体は明確で特に迷うことはないと思いますが、普通暗記していないような数列です。どこかからコピーして貼り付けるといった場合もありうるでしょう。そしてなにより本サービスは緊急時に利用するものです。全角→半角の変換くらいはサーバー側で柔軟に対処してほしいものです。

そして一番残念だったのはdocomoさん。

なんと「正常に接続できませんでした。Invalid Data. Connection cannot be established.」だそうです(英語の部分を訳すと「(不適切なデータ。接続が確立できませんでした。)」という意味になります)。エラーメッセージがユーザにとって意味のある内容になっていません。具体的にそうすれば良いのか示されていないのです。

災害用伝言板は様々なリテラシの方が幅広く利用するサービスであると同時に、一刻も早く家族、知人の安否確認をしたいというタイムプレッシャーの下で利用するものです。ユーザに無駄な負担を強いないように改良を望みたいものです。

(本記事は2011年5月11日現在の調査に基づいています)