私は、忙しい朝でもお弁当を用意して出かけています。そんな時に活躍するのが、必要な分だけ切り分けて電子レンジでチンするだけでよい、冷凍食品です。

ただ、切り分けた小分けのトレイですが、温めるとふにゃりと柔らかくなってしまいます。そのため、レンジから取り出す時に熱くなったおかずが直接手に触れやすくなり、以前から気になっていました。しかもその時、手におかずの油やソースがついてしまい、ただでさえ時間が惜しいのに手を洗う手間も増えてしまうのです。

柔らかくなったトレ

今回見つけたお弁当用のハンバーグのトレイでは、角が持ち手のようになっています。
そこを持てばレンジから安全に手を汚さず取り出すことができました。

持ち手のついたトレイ

けれど、この持ち手のようなものは6個入りのうち、真ん中の2つにしかついていません。4隅のトレイは、縁に指を当てられる大きさがあるとはいえ、真ん中の2つのトレイと比べれば、持ちやすさには差を感じます。どうして違いがあるのかと、その時思いました。

小分けトレイ

気になったのでメーカーに問い合わせたところ、トレイ自体の強度の関係上このような形状になり、偶然持ち手として使えるようになっていたようです。

このようにパッケージを考えた人の意図とユーザーの使い方が異なることってありますよね。実際にものを使うシーンで、まだまだ気づいていない使いやすさのヒントがいっぱいあるのかもしれません。

たまたまではあったのですが、私が持ち手だと思ったトレイの部品が、全てのトレイにつくと、もっと使いやすくなるのになぁと思います。