先日、テレビ朝日で放送予定の、サッカー日本代表の試合が何時からか気になり、日本経済新聞(以下、日経新聞)のテレビ欄をチェックしました。しかし、テレビ朝日があるはずの右から2つ目の枠には見当たりません。「あれ?今日は放送しないのか」と思っていると、この枠にテレビ東京の番組が掲載されていることに気づきました。実はこのテレビ欄、地上デジタルテレビ放送(以下、地デジ)のチャンネル順に並び替えられた、地デジ版だったのです。

日経新聞のテレビ欄

テレビ欄の並びは長い間変わることがありませんでした。そのため、私はテレビ欄上部の放送局名を見ずに、その並びで放送局を判断しており、日経新聞の地デジ版でも、右から2つ目の枠がテレビ朝日だと勘違いしていました。また、家ではもう一紙、読売新聞を読んでいます。そちらのテレビ欄は従来の並びであるため、家でテレビ欄を見るたびに混乱するようになりました。

日経新聞と読売新聞のテレビ欄の並び

長年染み付いたテレビ欄を見る癖をすぐに変えるのは難しいですね。しかも、アナログ放送から地デジへの過渡期なので、テレビ欄の並びも各紙で異なり、より困惑を招きます。

しかし、アナログ放送と地デジでは、テレビのリモコンに割り振られた番号が異なっているため、地デジを視聴する際、従来のテレビ欄ではリモコン操作を間違えてしまいます。今後、地デジの普及率が高まることを考えると、地デジのリモコン番号順になっている日経新聞のテレビ欄のほうが番組を探しやすく、間違えにくくなるはずですが・・・。

2011年7月24日にテレビは地デジ完全移行をむかえます。デジタルテレビ等のモノは買い換えればすぐに移行できそうですが、ヒトの習慣が地デジに完全移行するのはいつになるのでしょうか?