私の住んでいるアパートのドアの話なのですが、鍵の部分にすごく感心させられる工夫があるのでお知らせしたいと思います。

わが家のドア

一見どこにでもある普通のドアのようですが、よく見るとドアノブと鍵穴周りのプレート部分に刻印があるのがわかります。このプレートには鍵屋さんの電話番号が刻まれており、万が一鍵をなくしてしまった!なんてときに、24時間プロが相談に乗ってくれるサービスに繋がります。夜に帰宅した家の前で「あっ、鍵がない!」となったことを想像すると、「えっ、どうしよう…」とパニックになったり、「大家さんの連絡先、家の中だ…」なんて最悪の事態になってしまいそうですよね。不動産屋さんから刻印の説明を受けたとき、その状況を想像すればするほど、すごく安心できるサービスだなと感心しました。

わが家のドア:ノブ付近の拡大写真

このような重要な連絡先は、常にメモを携帯しておいたり携帯電話に登録しておいたりするのが一番良いわけですが、人は「危機的な場面に出くわしたときに初めて気が付く」ということが非常に多く、実際にはそのような策を講じることは少ないものです。そのような人の性質から考えても、必要なときに情報が確認できるこのアイデアはよく考えられているのではないでしょうか。また、めったに使うものではないので、派手なシールなどではなく目立たない刻印で示されている点も、日々の暮らしに配慮した良いデザインだと思いました。

ちなみに最近の鍵は、防犯上のこともあり鍵屋さんを呼んでも開けるのに大変な手間がかかるものもあるようです。このようなサービスがあるとはいえ、みなさんくれぐれも鍵の紛失には気をつけましょう。