先日、友人の家に遊びに行き、トイレを借りた時でした。トイレのスイッチにはこんな文字が書いてありました。

トイレのスイッチ

「ファンは遅れて止まります」
???
よく意味がわからなかったので、友人に聞いてみたところ、

「スイッチをONにすると照明と換気扇が同時について、OFFにすると照明が先に消えて、換気扇が4、5分後に止まるんだよ」という説明をしてくれました。つまり、自動的に換気扇が止まるタイマー機能がついているのです。ちょっと誇らしげに話している友人をみて、私も自宅にあったらいいなと、その時点では思ったのですが、

「でもまてよ・・・。しばらく経っても前の人の臭いが残っていることってあるよな。」
さっき用を足したことを思い出して、少し気がかりになりました。私のような臭いを気にする人が、しばらくの間換気扇をつけていたいと思っても、同時に照明もついてしまうのでは、どうしたらいいのか迷ってしまいます。

この4、5分という時間設定は、開発者が様々な環境を想定してはじき出された数値なのでしょう。しかも省エネにも繋がっていて、とても考えられた製品だと思います。ですが、体調や個人差によって臭いの強さも異なっていたり、意図的に換気させたいというユーザの気持ちなどを考慮すると、不満に感じることもありそうです。

スイッチ一つをとっても、いろんなことを想定しながら、多くの人に満足してもらう製品を考えるって難しいなと感じました。