今までも「使いやすさ日記」で、エスカレーターの上り下りを示す表示の紹介はありましたが、私は“コロンブスの卵”的発想の表示を見つけてきました。

その表示方法とは、赤い大きな矢印がプリントされたマットを敷いているだけのものです。

今まで取り上げてきたのは電光掲示板をつけたり、手すりの色を変えたり、 エスカレーターそのものに何らかの細工をして、進行方向をユーザに伝えるというものでした。しかしこのマットを使えば工事をすることもなく、比較的安価で使いやすさを付加することが可能だと思いました。

「人が歩いているとき、矢印が見えないのでは?」 なんて、思った方はいませんか?大丈夫。矢印が見えないほど人がいれば、エスカレーターの進行方向は自ずとわかりますよね。

矢印がプリントされたマットを敷くだけ。とっても単純な発想だとは思いますが、 単純なだけに自分の中で「一本とられたっ!」という思いがしました。