ホテルのルームキーがカードになっているタイプ、ありますよね。

このタイプでは、部屋に入って所定の位置にカードをさすと、部屋の照明が使えるようになります。逆にカードを抜くと、部屋の照明が全て落ちます。

これって実は非常に良くできたデザインになってます。

まず、ユーザが部屋から出るときに、ひとつひとつ電気を消してまわる必要がありません。部屋に戻ったときも同様です。カードをさすだけで、部屋を出たときと同じ照明に戻せます。

また、「部屋を出るためにカードを持っていく」と、必然的に部屋の照明が消えます。それから、部屋に戻ったときも、カードをささないと照明が点かないため、室内でカードキーを紛失する可能性が非常に低くなります。

このグッドデザインは、逆に家庭の照明の問題を浮き彫りにしています。

靴まで履いて、最後に玄関の電気を消したら、向こうの方に明かりが見えたこと、ありませんか?

現在の各照明ごとの個別のスイッチは、あくまで個別に点灯、消灯するためのものであって、家を出るときに、室内の照明を全て落としてから出かけたい、というユーザの思考フローは想定されていないように思われます。

毎回、全ての照明を個別にチェックして消していかなければいけないんです。そりゃあ消し忘れもありますよ。当然でしょう。

各照明を点灯、消灯するときのユーザの思考フローと、部屋の照明をまとめて点灯、消灯するときの思考フローは、全く異なっています。そもそも同じ操作系(個別のスイッチ)でまかなうのがおかしいともいえます。

我が家にも、ホテルと同じように全照明を一括でコントロールするスイッチが玄関に欲しいです。楽だろうなあ。