その日、実家に帰ろうとしていた私は、横浜駅の京急西口へ急いでいました。平日の夕方で、駅周辺も駅の改札も帰宅する人でごったがえす時間だったと思います。

「あれ?」と思ったのは、改札を通り過ぎた時でした。帰省のため大荷物だったのですが、あんな混雑した中を誰にもぶつからずに改札を通り抜けたのです。急いではいましたが、ちょっと気になり改札へ戻って確認してみました。すると、改札の出口と入口がきっちり分かれていたのです。しかも、単に分かれているのではなく、出口が以下の写真のように入口とズレて設置されてるじゃないですか。

改札

どうやら、この形状のおかげで改札周辺に下図のような人の流れができ、私はその波に乗ってするりと改札を通過したようです。

改札を出た後の人の流れ

改札を通ろうとして、前から人が来たため他の改札に移るという経験は、私だけでなくみなさんもあると思います。特に「遅刻しそうなのに〜」などと急いでいる時には、相手のせいではないと分かっていても、腹立たしいですよね。出口専用、入口専用、と分かれている場合もありますが、だいたい人が殺到してぐちゃぐちゃになっている気がします。

その点この改札では、出入り口が分かれているだけでなく、ずらして設置されているため、人の流れができて出入りしやすく、うまく作られていているなぁと感心しました。