浴室乾燥機のスイッチをつけたまま、外出した時の出来事です。

パネルには、3つのスイッチ「換気」「乾燥」「ゆっくり乾燥」があり、どれかを選択するとお風呂場の天井から、風が送られてきます。また、タイマー設定は、前回設定した値が再び設定される為、変更する必要がある時のみ調節します。

その日は、急いでいたので慌てて洗濯物を干し、「乾燥」のスイッチを押しました。しかし、家を出た後、熱に弱い石鹸類を出し忘れたことに気がつき、家に引き返しました。そろそろ暖まっているだろうな〜と思いながら浴室に入ってみると、なんだか涼しいです…。間違えたかしら?と思いながら、パネルを見ると「換気」を選択していたことに気がつきました。

このことから問題点を3つ挙げます。

  1. 「換気」「乾燥」は、同じ形と色のスイッチ、かつ同じ文字数の漢字なので、判別しづらい
  2. 点灯色が全て赤色の為、「換気」と「乾燥」を見分けるのが困難
  3. 赤色は暖まるイメージの為、換気時に空気を入れ替えるイメージが思い浮かびにくい
浴室乾燥機のスイッチ

改善する為には、「換気」と「乾燥」を判別しやすい表現方法にする必要があります。また、スイッチはお風呂場の外にあるので、中から手を伸ばして押すことがあるのです。その為、視覚的な要素だけではなく、ビープ音が鳴ると、よりわかりやすくなります。例えば、換気だと「ピッ」で乾燥だと「ピピッ」と鳴ると、間違えて押してしまった場合、気付くことができますよね。

浴室乾燥機は、スイッチを押した直後、すぐに温度変化を感じることができない為、操作のフィードバックが分かりやすいほうが間違えにくいです。