月別: 2016年8月

776. 普段は押しずらく非常時は押しやすいボタンを 〜公衆トイレの呼び出しボタン〜


写真は都内で立ち寄ったスーパーのトイレで見つけた光景です。非常時の呼び出しボタンが、惣菜やお肉の販売に使う発泡トレイでカバーされていました。小さな窓が切り抜かれていてとっても押しにくくなっています。

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この呼出ボタンは気分が悪くなった時などに係員を呼ぶためのものですが、おそらく普段から便器洗浄やお尻洗浄と間違えて押してしまう人が続出したのでしょう。トイレを長そうとして人が呼ばれてしまう場面を考えるとちょっとクスっとしていまいますが、よくよく考えてみるとこれはなかなかに難しい問題です。緊急時に押すボタンなので、押しにくくしてしまっては本末転倒です。むしろいの一番に押せなくてはなりません。火災報知器のボタンの場合、利用者の意識ははっきりしているのでフタがついてたりしてもまだなんとかなる知れませんが、トイレという場所柄、急激な血圧上昇や低下が起きやすく失神、脳卒中など重大な障害が発生するリスクが高いので、「あ、これはヤバいかも」と思った利用者が迷い無く押せる必要があります。本来はこのお手製カバーもあまり適切なものではないかも知れません。一方であまりに誤報が多ければ「狼と羊飼い少年」的に対応が遅れてしまうかも知れません。

少し検索してみると、やはりあちこちで同じ様な問題に頭を悩ませている跡が見られるようです。こちらの問答によると、倒れてしまった人が押せるよう低い位置に取り付けることで、お子さんがイタズラで押してしまうケースもあるようです。

もっと緊急性をアピールするよう赤系の色にしたりするのはどうなんでしょうね?

775. 言うべき時に言って欲しい 〜SHARPのココロエンジン搭載冷蔵庫〜


我が家の冷蔵庫はしゃべるんです。SHARP製でココロエンジンという機能です。製氷用の水タンクが空になっていると教えてくれたり、単に毎朝挨拶をしてくれたり。メッセージが貯まるとドアのランプが点灯し、その状態で冷蔵室のドアを開けるか専用ボタンにタッチするとしゃべりだします。まぁ面白い試みではありますが、実用性としては微妙で、やたら音量が大きくてびっくりすることもあって、そのうちOFFにしようと思いつつ、そのやり方も説明書をわざわざひっくり返さないとわからず放置していました。

ある朝、ドアを開けると「庫内の温度が高くなっています。冷蔵庫の状態を確認してください。」という聞き慣れないメッセージが。というかそれは一大事ですよ!実際、製氷室の氷は溶け、冷凍庫に滴っていたり、冷蔵庫も10℃以上に温度が上昇していました。そういうことはユーザがドア開けるの待ってないで即時!最大音量で!繰り返し言ってよ!って話です。中の食品がダメになったり床が水びたしになってからじゃ遅いわけですよ。「ココロ」ってそういうことじゃないんですかね、と…

ちなみに結局原因はわからず終い。現在はまた普通に冷えています。故障ではなかった模様。ドアが開いている時は「ドアが開いています」といったりピーピー警告音が鳴るはずなので、それ以外(詰め込み過ぎで吹き出し口が塞がってた?)の理由だと思いますが、そういう診断やアドバイスこそしてほしいものです。