本体とキャップの投入口が別れたゴミ箱の写真
黄色のラベルには、上が「キャップをはずして投入して下さい」、下は「キャップ」と書かれています

写真は高速道路のパーキング・エリアで見かけたペットボトル用のゴミ箱です。ペットボトルはキャップをしたまま捨てると、回収車でプレスしてもつぶれないので、運搬時に無駄な容積を喰ってしまいます。そこで、キャップを外して捨ててもらいたいワケですが、このゴミ箱はそのために専用の投入口を設けていました。面白いのは、実はこの投入口から入れても落ちる先は同じな点です(大きな穴から見える反対側の投入口を見ていただければわかるかと)。本体とキャップの分別投入をしてもらっても、回収側の手間は増えないようになってるんですね。投入口のパネルを工夫する(穴ひとつ余分にあける)だけことで、最少コストで分別投函を促すインターフェイスを作り出しているワケです(まぁ、注意書きも貼ってますが)。ついでに書くと、本体側の穴も二つに分けて小さくすることで、コンビニ弁当の空箱等のペットボトル以外のものが入らないように制約を設けているんですね。

後は、冒頭に書いたような「何故キャップを外して捨てなければいけないのか」ってのが伝わるような改良ができると良いでしょうね。この理由がわからずに、ただ手間がかかることを強要されるのと、その意義がわかっているのでは、協力してもらえる率が随分違うと思います。このキャップの問題は、捨てる人自身にはあまり影響しない問題なので、以前の日記で取り上げた「前向き駐車」とか「お願いもう一歩前に!」同様に、ピンと来にくいものですから。

そうそう、黄色と黄緑は色覚異常者にとって弁別が難しい組み合せなので、文字
の色は変えた方がよさそうです。