仕事柄ということもありますが、私は俗に言う「新しいもの好き」のタイプで、ご多聞に漏れずAppleのiPod Touchを発売直後から愛用しています。
iPod Touchはタッチパネルで直感的な操作ができることを売りにしている商品なので、スイッチに見える部分もタッチして横にスライドしてON/OFFの切替操作をします。
スイッチをスライドして操作します |
今までに操作してきたものとはまた違う操作感で、しかもサクサクとよく動く表示にご満悦だったのですが、ある時、直感的には理解できない場面に遭遇してしまいました。
これは写真のスライドショーの設定を変える画面なのですが、スイッチをどちらにスライドすれば機能がONまたはOFFになるのか分からなくて困ってしまいました。果たして、ONなのは青色が付いているほうでしょうか?それとも「○」の表示があるほうでしょうか?
どっちがONなのか・・・ |
取扱説明書を読んでも、「写真をランダムにまたは順番に表示させるには、『シャッフル』を入または切にします」などと書いてあるだけで、「で、どっちが『入』やねん!」とツッコミを入れそうになってしまいました。
結局、設定を変えてから試してみて、やっとどちらがONなのか分かったのでした・・・
その後、友人との間で「この表示は分かりにくいよね~」という話をしていたら、外国人の友人は「別に分かりにくくないよ?」と言うのです。
どうしてだろうと思って彼のiPodを見せてもらうと、なんと「ON」と「OFF」になっているではありませんか!まさにカルチャーショックです!
英語版では「ON」と「OFF」の表示でした |
表示がシンプルである方がiPodらしいという考え方もあるでしょうが、表示の意味が理解できるかどうかという点は最低限クリアしなくてはならないことだと、この件を通して改めて感じました。特に「機能のONとOFF」という基本的な表示こそ、だれにでも直感的に伝わる表現であって欲しいものですね。
【補足】
2008年7月11日発売の「iPhone」ではこの表記が「オン/オフ」と日本語カタカナ表記になりました。また、iPodtouchでもソフトウェアアップデートをすると「オン/オフ」表記に変更されるようです。