先日、読者の方からメールでネタを頂きました。皆さんご存じ、電車の券売機についてです。

以下、その読者の方が、JR(東日本)を使って、ある駅から隣の駅に行こうとした時のことです。

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(略)

私が、券売機の上の路線図と料金(180円:最低料金)を確かめてから、やおら券売機で切符を買おうとすると、最低料金のボタンが無い!

ざっと画面全体を眺めても、画面切り替えの(GUI)ボタンは無いし、250円(?)くらいからしか料金ボタンは無い。あせって路線図を見直しても180円に間違いが無く、結局「この券売機は、中距離以遠用だ」と思い込んで、別の券売機に移動しました。

移動しても、短距離専用(らしき)券売機は無く、結局同じタイプのにむかうんですが・・。

結局、私の頭の中には、「切符は料金を確認してから、料金指定をして買うものだ」との思い込みがあり、「大船」と書かれたボタンを認識できなかったのが原因ですが、せめて、駅名と料金を併記してもらえればありがたいのにな、と思った次第です。

(略)

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『切符を買う』という作業(タスク)は、[1].路線図なり料金表なりを見て目的地の料金を調べて、[2].その金額の切符を券売機で買う、という2つのサブタスクを連続して行うタスクです。

そして、目的地までの料金がわかった時点([1]が終了)で、『切符を買う』というタスクは『隣の駅行きの切符を買う』という一連のタスクから、『180円の切符を買う([2])』という2つ目のサブタスクのみへと変化します。

そのため、実際に目的地の駅名が目の前にあるにもかかわらず、そのボタンに気付くことが出来ません。なぜなら既に探しているのは【駅名(大船)】ではなく【料金(180円)】ですから。

最寄りの駅のボタンが料金ではなくて駅名になっているのはキセル防止のためらしい(一番安い切符を買うのを抑止する、らしい)ですが、正しく切符を購入しようとしている人にとっては、実に使いにくいものになっています。これでは本末転倒です。キセル対策は別でやることにして、全てのボタンを料金表示に揃えるべきではないでしょうか。