先日、久々に会う友人といっしょに新宿の沖縄料理店に行ったときのことです。「せっかく沖縄料理なのだから、お酒は泡盛を飲もう!」ということになりました。しかし、私はそれほど泡盛に詳しくないため、店員さんにお薦めを聞こうかなぁなどと思いながら何気なくメニューを眺めていると、裏表紙に一風変わった表現のページを見つけました。
実際のメニュー(クリックで拡大) |
メニューの模式図 |
このメニューは、縦軸と横軸それぞれにお酒の特徴となりそうなキーワード(強い・熟しているetc.)を配置した銘柄マップになっています。例えば、私はクセの強いお酒が好きなのですが、そのような泡盛を飲みたい場合には、このマップの右上の方にある銘柄(春雨・かねやまetc.)を注文すればよいわけです。
1つ1つの銘柄について特徴やコメントが書かれているメニューはよくありますが、このメニューのように簡単に銘柄を比較できるわけではありません。なので、私のように「この銘柄が飲みたい!」といった希望が特にないお客さんにとっては、特徴を比較しながらお酒を楽しめるこの表示方法がピッタリといえそうです。さらに、お客さんがお酒の味を想像しやすそうなキーワードを軸に使っている点も、このメニューの良いポイントだと思いました。説明することが難しい『味覚』という要素を可視化したこのメニュー、飲食店メニューのニュースタイルとなるかもしれませんね。
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