先日、水戸へ旅行した際に、珍しい案内標識を見つけました。

矢印に色が付いている案内標識

はじめは、この案内標識の矢印に使われている色が何を意味しているのかわからなかったのですが、路面に使われている色を見て納得。

路面のペイント

水戸駅方面に進みたい人は“緑”、大工町方面に進みたい人は“赤”の方向に進めば良いわけです。でも、なぜこのような見慣れない案内標識が使われているのでしょうか。

実は、この写真の場所から見て「左の方向」に大工町、「右の方向」に水戸駅が位置しています。案内に従って大工町方面に進むと、その先がバイパスになっており、そのまま「左の方向」へ進むことができるという、複雑な交差点です。土地勘のあるドライバーが、経路を予測しながら運転する場合は、進行方向を間違ってしまうかもしれません。「左の方向」に大工町があるのだから、左側の道を進もうとするのは当然の発想に思えます。

ドライバーの経路の予測と、案内標識で示されている方向のズレがあるこの場所だからこそ、文字による案内だけではなくこのような工夫がされているのでしょう。「色による対応付け」は様々な製品や施設で目にすることがありますが、この案内標識では、ドライバーを戸惑わせないことに一役かっていますね。