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311. 青なのに止まれ?~駅の通行表示~


電車に乗ろうとして、改札からホームへ向かう通路を歩いていた時のことです。写真の案内板を見て一瞬迷いました。

改札からホームへ向かう時に見た案内板

右手の青い案内板を見て、右側通行をしようと思ったのですが、よく見ると中心に通行禁止の記号があります。

「青なのに止まれ?」

何かおかしくありませんか?

通常は道路の信号機に代表されるように、「青は進め(許可)、赤は止まれ(禁止)」というのがルールになっていると思います。案内板の色と記号の意味が合致していないため、混乱してしまいました。

では何故、混乱を起こすようなの配色がされているのでしょうか。実は通路に青と赤の色がつけてあることが原因になっています。

通路に色が付いている

この色が案内板の色に反映されています。本来は通路の進行方向を区別するために使われている青と赤が、案内板で見ると「進め/止まれ」に受け取られてしまうため混乱を引き起こしてしまいます。

ちなみに、反対側から見た場合は「進め/止まれ」と色の意味がマッチしているため表示内容を受け入れやすくなっています。

ホームから改札へ向かうとき

青と赤の色は、「進め/止まれ(許可/禁止)」のイメージが強く、使い方を間違えるとこのような混乱を起こしてしまいます。色を使うことの難しさを示す一例ですね。

310. コーンが引っかからない缶


ゴールデンウィークも過ぎ、すっかり暖かくなってしまいましたが、寒い冬の帰り道にいつも買っていたコーンスープをご紹介いたします。

今までのコーンスープの缶では、飲み口に引っかかる部分があるため、コーンがうまくとれないことがありました。それを解消するために、飲み口を大きくした缶が売られていましたが、それでも缶の中にコーンが残ることがあり、気になってすっきりしませんでした。

飲み口にコーンが引っかかる

ところがある日、このような缶を発見しました。飲み口に引っかかる部分が無いので、コーンが缶の中に残りません。

フタができる缶のコーンスープ
飲み口に引っかかる部分がない

これでひっかかったコーンを取ろうとして、苦労する必要がなくなりそうです。

このボトル缶は清涼飲料水のボトル缶に比べ、飲み口が広くなっており、コーヒーやお茶などでも使われています。そして、飲み口が大きいという形状から、香りも楽しめ、湯飲みのように冷ましながら飲ことができます。さらにコーンスープではコーンが引っかかりにくいという利点もでてきました。たかが飲み口の形状でもこれだけの利点が得られるのですね。次はお汁粉の缶でも出してほしいです。

関連ページ
ダイドードリンコ2005年冬の新商品

309. 漢字の情報伝達力~ケータイの乗換案内を例にして


私は携帯電話の「乗換案内」をよく利用するのですが、最近その検索結果に漢字を用いたラベルが登場しました。そのおかげで、以前のように縦に長いページを全て確認しなくても、素早く快適に情報を調べるられるようになりました。

乗換案内の漢字ラベル

そのラベルは、[早]:最も早く着く、[安]:最も運賃が安い、[楽]:最も乗り換えが少ないの3種類あり、これらのラベルがあるかないかを調べるだけで簡単に目的の経路が探し出せます。携帯電話の画面は表示領域に限りがあり、できるだけ文字数の少ないページ構成が求められるという意味でも、優れたラベルだなと感心させられました。

このような漢字を用いたラベルは、携帯電話に限らず至るところに使われています。それは漢字が、文字自体が意味を持つ文字(表意文字)であるからだと思いました。ワープロソフトの「Word」のアイコンは「W」で表されていますが、その製品名を知らない人には意味が伝わりません。それは、アルファベットが文字自体に意味を持たないからではないでしょうか。

漢字には他の文字にはない情報伝達力があり、物事を簡潔に伝える際にはとても有効な手段になるのです。伝えられる相手が中国人や日本人などに限られることさえ気をつければ、その活躍の場はもっと増えてもよいのでは?と感じました。

308. どちらの色が速い?~中央線の発車標


新宿駅でJR中央線を利用した時のことです。階段を上っている時に電車の発車合図が鳴りました。

「急がなきゃ!」

JR中央線新宿駅の発車標

発車標を確認して、「オレンジ色のラベルだから各駅に止まる普通の電車だろう」と判断し、電車に飛び乗りました。しかし、乗った電車はCHUO SPECIAL RAPID(中央特快)という急行の電車だったのです。「間違えた〜」と、目的の駅を通り過ぎ、三鷹駅まで乗車する羽目になりました。

英語表示になっていたため、文字をあまり読まずに電車の速さを色だけで判断をしてしまいました。

「オレンジ色は普通の電車だと思ったのに…」

さて、ここが問題です。何故オレンジ色を普通の速さだと思ってしまったのでしょうか。

発車標を見ると、赤と緑とオレンジの3色が使われています。ここで注意して頂きたいのが、速さの表示で使われているオレンジ色が、行き先でも使われている点です。

そのことから、オレンジ色が標準の文字色だと思い込み「標準の文字色→標準の速さ」と判断してしまったのです。

発車標は英語と日本語が切り替わり表示されますが、今回のように急いでいるときには表示が切り替わるのを待っている余裕がありません。こういう時に、表示の紛らわしさが問題を起こしてしまうのですよね。

関連ページ
発車標のページ JR東日本 関東地区在来線
使いやすさ日記 『298. 新幹線の名前』

307. キャップをなくさないUSBメモリ


家電量販店でUSBメモリを見ていた時のことです。このキャップのかたちを見て、衝動買いをしてしまいました。

キャップが回転式になっていて、本体と一体化している

今までのUSBメモリは本体とキャップが分離するため、キャップが無くならない様に気を遣っていました。しかし、この製品はUSBメモリとキャップが一体化しているため、無くす心配がありません。それに、キャップのはめ方もユニークで面白いですね。

ただ、この製品はPCへの抜き挿しがしづらいというデメリットがあるのです。例えば、キャップの部分を持って差し込むとキャップが回転してガタつくことがあります。また、本体側面を持って差し込むと、側面に付いている書き込みロック機能のスイッチを誤ってロックしてしまうことがあり、データが書き込めなくなることがあります。

とても気に入っているこの製品ですが、上記のデメリットがあるせいで嫌だという人もいると思います。しかし、USBメモリを持ち歩くことが多い自分にとっては、キャップを無くす不安感がないというメリットの方が大きく満足しています。製品の使い方は人によって異なり、要求や評価も変わります。使いやすさって、製品が自分の使い方にあっているかどうかなんですよね。

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